Golf rules

ゴルフのルール

実際のところ、ゴルフのルールは細かく沢山あります。それはもう、小説本一冊になるほどに... 読む前に嫌になってしまったり、読んでみても複雑に記載されていて分かり憎かったりと正直疲れちゃう。 ここではゴルフを始める方向けにゴルフの基本ルールを解説します。

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ラウンドに必要な持ち物

ゴルフボールの写真

ゴルフクラブ(ゴルフバッグ)

最大で14本まで持っていくことが出来ます。ゴルフバッグにはネームプレートを必ず付けておきます。 ネームプレートが無い場合は到着時スタッフの方に伝えましょう。手書きの物を渡して貰えますのでその場で記入してゴルフバックに取り付けます。

ゴルフウェア

最近は流行病でゴルフウェア着用でのチェックインを推奨しているゴルフ場が多いです。 どちらにしてもマナー違反にならない服装を選びましょう。

ゴルフシューズ

コース芝の劣化を防ぐ為に、スパイクレスのタイプしか回れないコースもあります。事前に問合せをしたりサイトなどで確認しておきましょう。

ゴルフグローブ

デビューラウンドの時は練習場で使い慣れているグローブがオススメです。自分にフィットする使いやすいものを選びます。 夏は汗をかくので、前半後半で1枚づつ持っても◎です。

帽子

事故による怪我を予防すること、プレーを快適にすること、見た目を整えるといった役目があります。 また、日焼けや日射病予防にもなります。

ボール

初心者プレイヤーは良く無くしますので、1ダース持って行きましょう。 たくさん持っていて損はないので、ゴルフバックにも入れておくと良いです。

ティー

ドライバー用とアイアン用を一袋ずつ用意すれば(8~10本ぐらい入っている)十分です。 途中でなくしてしまったり、破損することもあるので多めに用意してキャディーバッグの中に待機させておきます。

マーカー

グリーンで使う目印をつけるものです。グリップエンドに刺せるパターや、キャップに付けられるマグネットタイプのものもあります。 軽く小さいので無くすこともあるので2~3個用意しておきます。

ラウンドバッグ

ラウンド中に持ち歩くバッグです。ティーやボール、グローブなど小物を入れます。

タオル

汗拭き用とクラブを拭くためもの、2枚持っていると尚良いです。

便利グッズ

ゴルフボールの写真

距離計

残り距離はもちろん、自分が今打った番手の飛距離も分かるので戦略が立てやすくなります。 レーザータイプの距離計測器とGPSタイプ距離計測器の2タイプがあり、両方利用するほうが一番良いですが、 もしどちらか一方でアイアンやウェッジでピンを狙うことを優先するのであれば、レーザータイプの距離計測器はぴったりのアイテムになります。

スコアカウンター

自分が何回打ったのか忘れてしまいがちな初心者プレイやーには、とても便利なアイテムです。 デジタル式とアナログ式があり、クリップタイプ・ウォッチタイプ・ストラップタイプなど種類豊富に生産されています。

ボールケース

ボールケースを持たずにプレーする場合ボールをポケットの中に入れることになったり、持ってない場合が出てきてしまいます。 ボールを失くすたびにカートまで取りに戻るとなると時間がかかり、周りのプレーヤーの迷惑になることも。 初心者プレイヤーは思わぬ方向にボールが飛んで行くのでロストが当たり前です。プレイファストにつながるので準備しておきましょう。

小銭

コース途中に自動販売機がありますが、ロッカーキーやモバイル端末が未対応で小銭が必要な時もあります。

日焼け止め

ゴルフ場は市街地よりも標高が高いところにあるので紫外線量が多くなります。 夏のゴルフには汗・水で流れ落ちないように作られている日焼け止めがオススメです。

夏に持って行きたい物

夏のゴルフプレーの写真

凍らせた飲み物

暑い日にぬるい飲み物とかオェーですよね。ゴルフ場でも販売していますがお値段が…コンビニの倍程します。 ゴルフ場に着く前に近くのコンビニで買ったり、自宅から持って行くのが◎

塩飴や塩分タブレット

怖いです。熱中症。こまめな水分補給と合わせて塩分も補給しましょう。

サングラス

紫外線対策の必需品のサングラスですが、サングラスは紫外線対策だけではありません。 プレー中に邪魔になる光やほこりなどもカットしてくれます。スポーツ専用やゴルフ専用のズレないサングラスもあります。

虫よけスプレー

初心者プレイヤーは打った球をラフに探しにいくなんてザラです。 そんな時に気をつけたいのが虫刺され。ブヨなどのように、刺されたときはそんなに痛くないのにその後どんどん腫れていき、かゆみどころか痛みまであるのは辛いのみです。

日焼け止め

ゴルフ場は市街地よりも標高が高いところにあるので紫外線量が多くなります。 夏のゴルフには汗・水で流れ落ちないように作られている日焼け止めがオススメです。

着替えのゴルフウェア

前半回ったグシャッとなったゴルフウェア。快適にプレーしたいなら、夏ゴルフはハーフでウエアをお色直しするのがオススメです。

冬に持って行きたい物

冬のゴルフプレーの写真

カイロ

寒いけど着込むとスイングがしにくくなります。貼るカイロを背中に貼ったり、ポケットに忍ばせておけば移動中は手がぬくぬく。 個人的には靴や靴下に貼るカイロがオススメです。足の甲にも貼ると更に暖かいですよ(ギア猿情報)。

ミトングローブ

石川遼君が付けているのを良く目にするこのアイテム。 手が悴んで上手く握れないよー。なんて事、本当あります。ショットのときだけ外してすぐに手を温めることができるので冬ゴルフでは大活躍です。

耳あて

寒さで耳が痛くなったり頭痛がしたりするのは、血管が縮まって血液の流れが悪くなっていることが原因の1つ。 ラウンド中に頭や耳が痛くなってしまうと、ショットに集中することはできなくなってしまします。

保温機能に優れた水筒

お茶屋さんで飲むコーヒーも良いのですが、コースの途中で前がつかえている時などに、ほっと一息いれるのも良いものです。 好きなコーヒーや紅茶を淹れて少しのブレイクに。

ゴルフのルールと大まかなプレーの流れ

パッティンググリーンの写真

ゴルフはどれだけ少ないスコアでカップ(ホール)にボールを入れられるかを競うスポーツです。 ここで言うスコアとは、ボールを打った数とペナルティ数の合計になります。

ゴルフのプレーの順番は、プレーのスタート時にくじ引きで決めることが多いです。 スタートホールにステンレスの筒があり、これをくじ引きみたいに引いて1番〜4番の打つ順番を決定します。「スタート抽選器」という名称がある様です。 ティーをコイントスの様に投げて落下時にティーの先が向いた人から時計わまりに打っていく方法もあります。 また、プロの試合やアマチュアの公式の試合は初めから打順が決められています。

1打目は決まった順番通りに打っていき、2打目からは基本的にはピンから一番遠い人から打っていきます。時間のかかる場合は準備が整った人から打ちます。

2ホール目以降のティショットは前のホールのスコアが少ない(スコアの良い)プレイヤーから打つのがマナーですが、こちらも時間がかかる場合は準備が整った人から打ちます。

これを18ホールプレイするのが大まかな流れです。

ゴルフの各エリアの名称やペナルティ

ゴルフの各エリアの名称を解説します。 2019年から各エリアの名称が変更になり、分かりやすくなりました。 エリアの名称を理解しておけば、他のプレイヤーとのコミュニケーションを取りやすくなります。

ティーイングエリアの写真

ティーイングエリア

ゴルフの1打目(ティーショット)を打つエリアのことを、ティーイングエリアと言います。 ティーマーカーから2クラブの長さの奥行きがあるエリアでショットをしなければいけません。

もしティーイングエリア外でショットした場合2罰打でプレーをやり直すことになります。 また、ティーマーカーは動かしてはいけません。

フェアウェイの写真

フェアウェイ

ティーグラウンドからグリーンまでを指し、芝生を短く刈りそろえ整備されたエリアです。 芝が邪魔しないので打ち易く、誰もがフェアウェイキープでグリーンまで打ち進めて行きたいエリアになります。

ラフの写真

ラフ

フェアウェイ以外の部分を言い、伸びた芝や草が生えています。

バンカーの写真

バンカー

コース上に障害として設置された砂地のくぼみのこです。 バンカーはコースを難しくするために設計されていて、初心者にとってバンカーにボールが入ってしまった場合抜け出すのは簡単ではありません。

バンカーにボールが入ってしまった場合、下記の選択肢が与えられます。

  • 元の場所に戻って打ち直す(1打罰)
  • ホールとボールを結んだ延長線上のバンカー内、1クラブレングス以内にドロップ(1打罰)
  • ボールを基点に2クラブレングス以内のバンカー内にドロップ(1打罰)
  • カップとボールを結んだ延長線上のバンカー外、1クラブレングス以内にドロップ(2打罰)

また、ボールの近くに小石や枯れ葉などのルースインペディメントは取り除いてもOKですが、 バンカー内でソールした場合2打罰となります。

池にボールが入った写真

ペナルティエリア

海、川、池、溝、排水路やボールを捜すのが困難で、崖やブッシュ、密生した森、岩場などの見つかってもプレーできないエリアのことです。

ペナルティエリアに入ってしまった場合、下記の選択肢が与えられます。

  • 元の場所に戻って打ち直す(1打罰)
  • ペナルティーエリアの境界を横切った地点を基点に、ホールと基点を結ぶ延長線上に1クラブレングス以内にドロップする(1打罰)
  • ペナルティーエリアの境界を横切った地点を基点に、そこから2クラブレングス以内でホールに近づかない救済エリアにドロップする。(同じペナルティーエリアでなければどこでもいい)(1打罰)

※いずれにしてもドロップする際は膝の高さから。

また、ジェネラルエリアにあるボールと同じ規則に基づいて、ペナルティを受けずそのまま打つ事も選択できます。

ゴルフプレーを楽しんでいる写真

ジェネラルエリア

上記で挙げたコース(ペナルティエリア)以外の部分を言います。

OB杭の写真

OB

各ホールの規定の場所から外(プレーできる区域外)に出てしまったエリアです。 多くの場合、山や林の中など、ボールを打つことができない場所に設定されており、殆どのコースは白杭が設置されています。 ティショット(1打目)がOBの場合、 1罰打となり、3打目として再度ティショットを打ちます。

ローカルルールで特設ティがあるコースでは、特設ティから打つこともできます。例えば、前進4打と表記されていたら特設ティから4打目として打ちます。
または、OBとの境界を横切った地点や、紛失球となった地点の近くに救済エリアを確定し、そのエリア内でボールをドロップし2罰打でプレーを続ける事も選択できます。

セカンドショット(2打目)以降がOBの場合、1罰打となり、OBとなったボールを打った場所の近くで、グリーン上のカップに近づかないところにドロップして再度打ちます。

パッティンググリーンの写真

パッティンググリーン

カップが設置されているエリアのことをパッティンググリーンと言い、各ホールのゴール地点です。 他の場所と違って芝が短く、手入れが念入りにされています。パッティンググリーンにボールが乗るとパターを使用します。 ゴルフのルールではグリーン上でもどのクラブを使用しても大丈夫ですが、ほとんどのゴルフ場は芝の保護のためローカルルールでパター以外の使用を禁止しています。 と言いますか、パター以外でホールに入れるのは難しすぎますが。

グリーン上の基本ルール

  • カップから遠いプレイヤーから打っていく
  • ピンは抜くか抜かないか選択できる
  • グリーンにボールが乗ったらボールマーカーをボールの真後ろに置いてマークする
  • ボールマークやスパイクマークなど損傷個所を修復しても良い
  • 2人以上が同時にパッティングすることは許されれいない為、同伴競技者のボールが止まったのを確認してからストロークする
  • キャディーに傘を差してもらいながらパットしてしまうと2打罰
  • グリーン上に水溜りがある場合パッティングライン上に水たまりがない場所、カップに近付かない場所、最初のボール位置から最も近い場所の  3つの条件を満たしている場所にプレースすることが可能

こんな場合はどうする?

ピンとホールの間にボールが挟まった

ボールの一部がグリーン面よりも下にある場合にはカップインしたこととみなされます。確率は低いのですが、ボールの一部がグリーン面よりも下にない場合にはカップインとはみなされません。

風でボールが動いた

自然の力によってボールは動いたので無罰でプレーを再開することができますが、ボールが動いた先の止まった場所からプレーする。 この時に、自分でボールを元の位置に戻してしまうと2打罰となる。

同伴競技者のボールを間違えて打った

誤球扱いになり、2打罰でプレーを続けることになる。もし、ストローク後に間違いに気付いてボールを拾い上げてしまった場合にはボールを動かしたということで、さらに2打罰、合計4打罰となる。

グリーンとカラーの境界でボールが止まった

ボールの一部が少しでもグリーンに触れていれば、グリーンに乗っている状態と判断される。

初心者必見!最低限のゴルフルール

初心者ゴルファーの写真

空振りしたら1打とカウント

初心者の内は空振りしてしまうこともあります。特にペナルティはありませんが、空振りした場合そのまま1打としてカウントされます。

ボールを探せる時間は3分以内

ショットをして着地点付近でボールを探せるのは3分までです。 3分以内に見つからなかった場合、ロストボール扱いになり、ペナルティを受けることになります。 ロストボールをしてしまった場合は、そのボールを打った場所まで戻ってからもう一度打ち直します(1打罰)。

なお、ボールは同伴プレイヤーみんなで探すのがマナーです。 他の人がボールを見失った場合は、探すのを手伝いましょう。ただ、時間がかかっている場合は先に打つなどしてプレイファストを心掛けます。

ちなみに、この3分という制限時間を過ぎた後に自分のボールが見つかったとしても、そのボールを使ってプレーするのはNGです。 もし使った場合は、ペナルティとしてスコアに2打罰となります。

フォアー!

打ったボールが大きく曲がり、隣のホールに向かったときには迷わず大きな声で「フォアー!」と叫び他競技者へボール飛来の注意を促しましょう。 この場合、ボールが見えなくなってからでは遅いので、ゴルフボールが曲がり飛んでいる最中に叫びましょう。

OK

カップまで残り1グリップ程になった時に一緒に同伴メンバーから「OK!」や「そのボールOKだよ〜」と声が掛かることがあります。 これはその距離だったら次のパットは入るでしょう!の意味があり、それ入った事でOKだよ〜という事ではありません。 最後プラス一打をしたスコアが正式なスコアになりますので間違わない様に気をつけましょう。

最後に

パッティンググリーンの写真

こちらでは、初心者が最低限知っておきたいゴルフの基本ルールについて解説しました。

ゴルフには細かいルールがもっとありますが、まずは知識のある経験者とラウンドしましょう。 ラウンドしていくに連れて自然とルールやマナーが身について行きます♪