
松山英樹 マスターズ・チャンピオン制覇の帰国後記者会見
松山英樹 のマスターズ優勝後記者会見、とっても楽しみにしていました。
YouTubeにもちゃんと上がっています。
文章にも起こしましたので、見るより読む派という方にお読みいただければと思います。
ただ、長いですが(笑)ムダなやり取りは省きましたので、ゴルフに関する
質疑応答だけおわかりいただけます。
松山英樹選手の会見
Q 優勝してから2日経ちましたが今現在のお気持ちはいかがですか。
松山英樹 まだ日本に帰って来てから誰とも会ってないのでなんか不思議な感じはあります。
Q 10度目のマスターズ挑戦で制覇されました。今回技術面においてで何が変わったから優勝できたとご自身は感じておられますか。
松山英樹 技術的には今年に入ってから少しづつ良くなる気配がありながら、なかなか結果に結びつけることができなくて、凄くもどかしい日々を過ごしていたんですけど、マスターズの週の水曜日、練習終わってから今週はイケるかもしれないっていうのは自分の中で、、何かって、それがなにかって、なんなのかは僕自身わかってはいないんですけど、そういう気持ちになったっていうことが自分的に大きかったんじゃないかなと思います。
Q それはスイングの違いだったり何か変化っていうのがあったのでしょうか。
松山英樹 そんなに直ぐ良くなるとは思っていないので、それでもそういう気持ちになれたってことは少しづつ良くなってきてるっていう安心感というか、そういうのが有ったから成績が出てなくても、何かその日々の発見であったりそういうところが繋がっているんじゃないかなと思ってます。
Q 初日から好調をキープして迎えた最終日でしたが、最終日ピンチもあったかと思います、最終日におけるご自身が一番ピンチだと感じたシーンていうのはどのあたりでしょうか。
松山英樹 1番ホールから最終ホールまでずーっと緊張しっぱなしだったので、余裕があるという感情は一度も抱く事なく最後までプレーしてました。
Q 15ホールでは池に入ることもありましたが、そこで崩れる瞬間っていうのが何度もあったのかもしれないですが、それを取り留めたメンタルというのはどのように感じてられますか。
松山英樹 それまでのリードが有ったのが一気になくなるっていう瞬間は凄くしんどかったですし、でもそこまでトーナメントをしっかりリードしてるっていう自分を鼓舞するような気持ちでやってました。
Q 攻めの姿勢を変えませんでした、それがある意味シャウフェレ選手のその後にも影響したかと思いますがそのあたりどのように感じていますでしょか
松山英樹 ザンダーのプレーは僕はどうにもできないので、ただただ自分が良いプレーをする事だけを考えてました。
Q これまでですと、上手くいかなかったときに何かこう表情に出てしまったりという部分もあったかと思います。今回の大会に関してそのあたりの成長というのはご自身感じられましたか。
松山英樹 いろんな方が指摘してると思うんですけど、前の週のバレロテキサスオープンで初日良かったんですけど、その後良くない3日感が続いた時に「なんでこんなに怒ってるんだろう」って思いながら自分に呆れたっていうか、そういうところがあったので、マスターズの週は月曜日火曜日水曜日って日が経つにつれてスイングの感触も良くなってましたし、フィーリングが本当にいけるんじゃないかっていうのがあったんで、今週は怒らずミスしてもここまでやってきたことを信じてやろうって決めてやっていました。
Q 今大会では松山選手の振る舞いもそうですし、早藤キャディの最後おじぎなども世界から賞賛されています。このことに関しては松山選手はどのように感じていらっしゃいますでしょうか。
松山英樹 あの映像を見たのは夜11時くらいに見たんで「あ、こんな事してたんだ」って思いながら、良い行動をしたんじゃないかなっていうのはありますし、僕も一緒に出来たらよかったなと思ってます(笑顔)
Q このあと東京オリンピックの金メダルだけだと思いますが、そのオリンピックに向けての意気込み聞かせてもらえますか。
松山英樹 正直まだオリンピックがどうなるかわからないっていうところはありますけど、今のところ順位的には選手に選ばれるとは思うので、無事開催されて自分がそれまでも試合があるので、それまで怪我とかにも気をつけて、できれば金メダルに向けてしっかりと頑張りたいとも思いますし、そこを目標に頑張りたいなと思っています。
Q 日本のゴルフファンは、他のメジャー四大大会全て勝つこととかを期待されているかと思うんですけど、そういったお気持ちは松山プロはどのくらいありますか。
松山英樹 そういう気持ちは少なからずあるんですけど、終わって本当に疲れたっていうか今までにない感情をまだ感じているので、目標を次決めるというところには達していないので、もう少し余韻に浸りながらゴルフをしたいと思う時間が来た時にしっかりと目標をたてて頑張りたいなと思っています。
Q 次戦の予定はいつになりますか。
松山英樹 本来ならいつだ、ウェルズ・ファーゴに出る予定だったんですけど、そこはちょっとどうするか今んところ考えて、その次のAT&Tバイロン・ネルソンは出る予定にはしています。
Q 東北の方々はどんな言葉を優勝してかけられましたか
松山英樹 10年前もそうでしたけど、直接僕にお会いして話すことはなかったと思いますし、今もそうですけど、でもやっぱり10年前に大変な時に送り出してくれたっていう感謝の気持ちは忘れてないですし、その10年で早いのか遅いのかわかんないですけど、こうやってグリーンジャケットを着てこうやって会見ができてるっていうことは凄く僕自身も嬉しいですし、何か良い報告ができたんじゃないかなっては思ってます。
松山英樹 ありました。
Q およそどのくらいとか教えていただくことはできますか。
松山英樹 僕の携帯に入っているのが少ないのでそんなに多くはないですけど、でも嬉しかったです。
Q コーチを付けられてどのような効果がありましたでしょうか。
松山英樹 去年のすごくスイングに対しても悩んでいましたし、なかなか思うような結果が出ない時にコーチとお会いして話していくうえで、自分が大事なところを忘れていたとか、そういうところもあったので、それは感覚的なことなんでちょっとお話することは出来ないんですけど、そういうところを見つけてくれたっていうか。それを2月の頭から2ヶ月弱毎日過ごしていく中で毎日毎日僕が新たな発見とかこうしたら良いんじゃないかってところに色んな意見を出してくれて、それは違うんじゃないかとか言いながら。でもこれはこう合ってるよねとかそういうコミュニケーションが取れて今までとは違う感じでプレーはずっと出来ていました。
Q 来年はチャンピオンズディナーを考える立場になられると思うのですが、イメージされてるものはあったりしますか。
松山英樹 んーー、なんとなくはしなきゃいけないんだろうなとも思っているんですけど、そういうものを出せば良いのかっていうのが全然想像もつかない世界なので、時間があるのでしっかり考えてやっていけたらと思っています。
Q 国内男子ゴルフがコロナの影響を受けたり、人気の面でやや厳しかったりそこに対してはどういう思いをお持ちでしょうか。
松山英樹 日本の女子ツアーに押されているような形ですけど、日本の男子ツアーも凄く魅力はあると思いますし、今週から東建多度で、、その続きはちょっと忘れちゃったんですけど(笑)開催されてますし、凄く面白い闘いは観れるんですけどなかなかその面白さっていうのが伝わらないのが現状だと思いますしそういうものも含めて僕が優勝したことによって注目されて、男子ツアーを観て面白いと思って頂けるような形になるかどうかわからないんですけど、そうなってくれれば凄く嬉しいなと思います。
Q 今回このマスターズのチャンピオンになって、レジェンドの仲間入りを果たしました。あらためてどのように感じてらっしゃいますか。
松山英樹 これを着れる日本人は初めてだと思いますし、そのことが凄く嬉しいなと思っています。
Q 今後はマスターズのチャンピオンとして今まで以上のリスペクト、あるいは注目を浴びてくると思うのですが、今後どんな情熱を持ち続けてどんなゴルファーになりたいとお考えですか。
松山英樹 今までやってきたことと変わらず全力でゴルフに取り組みたいですし、今まで以上に多分注目されることが多くなると思いますし、そういう時に今まで良くない行いだったりとか、クラブを叩きつけたりとかそういうところがたくさんあったと思うんですけど、そういう所も見られていると思って、そういうことが無いように気をつけていきたいなと思っています。(笑)
Q 愛媛県内も大いに盛り上がりましたが、松山選手にとって愛媛県とはどういった場所でしょうか。
松山英樹 生まれ育った場所なので、早く帰たいんですけど隔離もありますし、まだ帰れないんですけど早く帰ってゆっくりしたいなという気持ちはあります。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。
Q 具体的に愛媛県でされたいことなどはございますでしょうか。
松山英樹 あんまりないですね。ゆっくりしたいというのが現状かなと思います。
Q オーガスタでしか感じない苦手意識があると伺ったことがあるのですが、ゴルフの魅力というのは感情が18ホールで出ることと仰っておられましたが、今回のマスターズ拝見してますとご機嫌な雰囲気で笑顔も良く見られたのですが、4日間通して感情のコントロールは意識したのか、自然とできたのか、なぜそれがオーガスタでできたのか教えて頂きたいです。
松山英樹 きっかけは前の週の試合で初日良いスタート切ったんですけど、その後なかなか思うようなラウンドができなくて、イライラしているところで、キャディの早藤にも当たったりとかチームのみんなに迷惑かけたりとかしてる中で「何をやっているんだろう..」っていうのがハッと気づくことがあって、マスターズの前で良かったなっていうのがあって、でマスターズの週に入ってからどんどんどんどん自分の状態が上がっていくのがわかって。なので今週は怒らずでもそれでも今年一回もトップ10に入ってなかったので、ミスは受け入れていこうっていう気持ちでやってました。
Q マスターズの頂点に立った今あらためて松山選手にとってマスターズ、オーガスタという舞台はどのような舞台でしょうか。
松山英樹 最高の舞台だと思います。
Q 10年前初めてマスターズにアマチュアで出場なさった時に、97年のタイガーウッズのマスターズでの優勝の映像を見てゴルファーを志されたということだったんですけども、今回マスターズで優勝されて、その部分での思いはいかがでしょうか。
松山英樹 最後ガッツポーツできなかったのであんまりカッコ良くはないんですけど、上がり方もカッコ悪かったですし。それでもこうやって日本人でグリーンジャケットを着れるんだってことは証明できたと思うので、僕がタイガーのようになりたいと思った感情が子供たちが僕みたいになりたいと思ってくれれば凄く嬉しなと思っています。
Q 松山選手にとってマスターズは何が魅了させるのでしょうか
松山英樹 10年前震災があった時に送り出してくれた東北の皆さんであったり、日本の皆さんがそこでローアマが獲ることができたので。その10年後にまたあそこの舞台で優勝して表彰式に出れたってことが凄く僕の中では特別な感情を抱いたっていうのがあります。
Q 宮城県で大学時代の4年間を過ごされましたけれども、その間にマスターズ初出場、プロへの転向と転機がありました。あらためてこの4年間を振り返ってどんな4年間だったでしょうか。
松山英樹 すごく大きな4年間だったなと思いますし、成長できた4年間だったとも思いますし、これから先もっともっと人としても成長しないといけないと思ってるので、そこの4年間以上に頑張りたいなって気持ちは今はあります。
Q 2011年の初出場から10年間を振り返って今思うことはなんでしょうか。
松山英樹 最初にローアマチュアを獲ることができて、それからはなかなか良い思い出のほうが少ないんじゃないかっていう様な感じでしたけど、今年こうやって優勝することができて全部の思い出が良い思い出に変わってるので良かったなと思います。
Q 文化の違うアメリカで大きな挑戦を続ける中で、松山選手が一切妥協することなくストイックに努力する姿を見てきました。松山選手にとって努力とはどんな意味があると思いますか。
松山英樹 努力って言われれば努力ですけど、ゴルフが好きで上手くなりたい、試合で勝ちたいっていう気持ちでやってるので、あんまりそういう努力っていうのは人が言う努力ってしてるのかな?っていう疑問はあります。
Q マスターズの2、3週間前はマスターズに全然間に合わないような状態のように見えたんですけど、そこからどのようにきっかけを掴んだのか教えていただけますか。
松山英樹 プレイヤーズ選手権で予選落ちして、その時はあんまり自分の中では悪い状態じゃないって思っていたんですけど、結果が出ないというところでスイングが少しズレてるのか、そのきっかけがまだ分からない状況だったんですけど、その後の2試合で自分が良かったなと思うときから凄く真逆な感じがあって、本当になんでこうなったんだろうっていうのが、、1月からやってることが凄く無駄だったような感じがした週があって、それから少しづつコーチとも話してキャディーとも話してトレーナーとも話して、そこから徐々に徐々に前の週も少しづつ良くなってましたし。マスターズの週に入って、あとここが上手くいけばなというところで、月火水で、練習ラウンドも普段なら2ラウンドするところを敢えて3日間で1ラウンドしかしなかったっていうのが逆に良かったんじゃないかなっていうのがあります。
Q 来月にはメジャー2戦目の全米プロゴルフ選手権がありますが、どんな戦いをしたいと今思っていらっしゃいますか。
松山英樹 終わったばっかりなので初めてクラブをあんまり握りたくないなと思ってる状況なんで、まだそこに頭が切り替わってないっていう状況なんでなんとも言えないですけど、しっかりと切り替わった時にまたメジャーで勝てるように、良い闘いができるように、日本のファンの皆さんに良い報告ができるように頑張りたいなと思っています。
Q 自分に優しくということでプレーを続けられているということを伺ったんですが、自分に優しくというところに関しては今回意識されていましたでしょうか。
松山英樹 やっぱりミスした時に今までは凄く怒ってましたし、実際マスターズの前の週もすごく怒ってましたし、ただ状態が上がるに連れての苛立ちとかあったんですけど、マスターズの週はそれを受け入れていこうと思ってやってました。
Q 日本人ゴルファーとして常に意識していることや大切にしていることはありますか。
松山英樹 あんまりそういうことを考えたことがないので難しいですね。
Q 1歳半で初めてクラブを握ってそこからお父さんと一緒にゴルフを歩む人生となるわけですが、お父さんと歩んできた時間というのは今振り返ってどんなふうに感じますでしょうか。
松山英樹 初めてクラブを握った時の記憶なんかは無いんですけど、そっからずっと愛媛離れるまではずっとコーチとして厳しくなのかなんなのかわかんないですけど、教えてくれて。今年もあまり思うような成績が出てない時もたまに連絡くれて、そういうところで何て表現すれば良いかわかんないですけど、感謝の気持ちしかないですね。
Q 次の世代への子供たちへ一言お願いします。
松山英樹 これからまだまだ活躍しないとそういう子たちにもそこを目指したいと思われないかも知れないので頑張って10年、15年と長く第一線で活躍できるように頑張りたいなと思っています。
約30もの質問に答えてくれた松山選手。
個人的に印象に残ったのはやっぱりメンタルがとても大事なスポーツなんだということ、
あとは過去のことは気にせず前を向いているということ
松山英樹としてゴルフに挑戦していること、
それがたまたま日本人で日本人が初めてグリーンジャケットを着ているということ
とにかく疲れているということこのあたりが印象的な会見でした。
これからも応援しています♡本当にお疲れさまでした。